EC・通販の送料を物流アウトソーシングで安く抑える方法
2024年 01月23日
EC・通販ビジネスにおいて、商品の物流や輸送に関わるコストはビジネス全体の収益性に大きな影響を与えます。
正確な輸送コストの把握は、経営戦略を立てる上で不可欠です。
輸送コストは商品価格と直結しており、これを最適化することで商品価格の設定が可能となります。
価格を下げることで収益性が損なわれないよう、輸送コストを把握し、最小化することが必要と言えます。
この記事では物流アウトソーシングにおける、輸送コストとサービスについて解説していきます。
物流アウトソーシングのメリット
送料の削減
物流倉庫は複数の企業や個人事業主からの荷物を集約して大量の荷物を発送できます。
これにより、運送会社との割引交渉で正規料金より安価な運賃が適用されている事があります。
正規料金と比べて、数百円安く運賃が適用されている事もあり、アウトソーシングするだけで大幅に送料が削減できる可能性があります。 物流会社へ依頼する際は、送料メリットがどの程度か、きちんと把握しておいた方が良いでしょう。
送料は荷物の発送場所、発送先のそれぞれで送料が異なっておりEC倉庫が複数拠点ある場合などはどのエリアからの出荷なのか、 ご自身の荷物がどのようなエリアへの出荷が多いのか、なども検討事項に含めることが大切です。
梱包の最適化
- 梱包サイズ
- 環境への配慮
- お客様への印象向上
適切なサイズで梱包されていれば、送料を最小限に抑える事ができます。
EC倉庫では幅広いサイズの梱包箱を用意しており、商品によって適切なサイズの梱包箱を選択できるようにしています。特にEC発送代行に特化したEC倉庫では、経験豊富なプロフェッショナルが商品サイズにあった梱包箱を選択してくれます。
無駄のない梱包は環境への負荷を軽減します。
余分な梱包材や緩衝材の使用を減らすことで、廃棄物の量を減らすことができます。
届いた荷物で商品サイズの割に緩衝材がたくさん入っていて廃棄が面倒だとなれば、レビューにも直結する問題です。
予め梱包方法は確認しておく必要があるでしょう。
丁寧で効率的な梱包は顧客に良い印象を与えます。
商品が安全に届き、開封が簡単であれば、顧客満足度が向上し、リピート購買や口コミの増加に繋がります。
運送会社の荷物事故対応
運送会社は大量の荷物を預かり、センターで仕分けされ、最寄りの配達店まで中継し、お客様へ配達されます。
配達するまでの過程で荷物が損傷し、お客様へお届けができないケースもあります。
事故が発生した場合、運送会社と荷物の補償に関してやり取りが発生し、時間を割かれてしまいます。
アウトソーシングをする上で、荷物事故が発生した際のアフターケアも対応してくれるか確認しておくと良いでしょう。
まとめ
昨今、物流・運送業界をとりまく「2024年問題」が社会的な問題となっており、この先も輸送コストが上昇し、運送会社としては値上げに踏み切らざるを得ないでしょう。
お客様のニーズに応えつつ送料を抑える方法として、物流アウトソーシングを選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
物流アウトソーシングには送料削減以外にも様々なメリットがありますので、下記の記事も参考にしていただければと思います。