【物流用語】ピース、インナーカートン、アウターカートン、入数

2024年 07月22日

テーマ:
ピースカートン入数

物流業界には、日常的に使われる用語がたくさんあります。

その中でも、「ピース」「カートン」「入数」はよく使われます。

ここでは、それぞれの意味について説明します。


物流用語

()内の意味は同じですが、企業よって呼び方が異なります。

ピース(バラ)

「ピース」とは、単一の商品やアイテムを指します。

インナーカートン(ボール)

「インナーカートン」は、複数のピースをまとめて包装する中箱のことです。

アウターカートン(ケース)

「アウターカートン」は、複数のインナーカートンをさらにまとめて包装する外箱のことです。

ピースインナーカートンアウターカートン
入数

入数(いりすう)は、ひとつのインナーカートンやアウターカートンに含まれるピースの数を指します。
例えば「缶ジュース×24本」1ケースの場合、入数は24となります。

入数

ピース単位、カートン単位で在庫管理を分けるには

ピース単位で管理する場合はJANコードラベルが必要ですが、
カートン単位で管理する場合にもカートン専用のバーコード(ITFコード)が必要となります。

JANコード、ITFコード

ピース単位、カートン単位での物流費用の違い

物流倉庫によって対応は異なりますが、
入出庫においてピース、カートンどちらで在庫管理をするかによって物流費用が変わります。

例えば、BtoB向けにカートンのまま出荷したい場合、カートン管理をしていれば1カートンとして出荷できます。
ピース管理では1カートン(24ピース)の例では「24個 × ピース単価」となり、1カートン出荷するより費用は割高となります。

例)ピッキング費用
※単価は仮に、1ピース単価20円、1カートン単価110円

24ピース ×  20円 = 480円
1カートン × 110円 = 110円
その差は370円です。

国立倉庫のEC通販物流代行サービスでは、ピース単位・カートン単位どちらも取り扱いが可能です。
ピース在庫不足時には、カートンからピースへの在庫変換の対応も行っています。


まとめ

ピース(個別の商品単位)、インナーカートン(中箱)、アウターカートン(外箱)、そして入数(箱の中に入っている商品の数)。 これらは物流において基本的な用語です。

ピース単位、カートン単位の管理方法を把握し、対応する物流倉庫で運用をすることで費用を圧縮することもできます。

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