ECで知っておきたいフルフィルメントとは?

2024年 05月24日

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ECやネット通販を行っていると、フルフィルメントという言葉をよく聞くかと思います。

この記事では、そんなフルフィルメントについて解説していきます。


フルフィルメントとは

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フルフィルメントは、ECサイトでの顧客注文から商品の配送までのプロセスを指す用語です。

具体的には、顧客からの注文を受け取り、在庫を確認し、商品を梱包して発送し、最終的に顧客に商品を届けるまでの一連の流れを含みます。

この過程は、正確な在庫管理や効率的な物流が重要であり、顧客の満足度に直結します。

従って、顧客からの注文処理や商品の配送手配など、フルフィルメント業務は企業の評判やブランド価値を向上させるうえで不可欠です。


フルフィルメントの流れ

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フルフィルメントの業務内容は、どのようなものがあるのでしょう。

ここからは、フルフィルメントの流れについて解説していきます。

入荷・検品

最初に行われるのが、入荷・検品です。

卸業者やメーカーから商品が倉庫に到着し、品質や数量を確認していきます。

バーコードやハンディターミナルを使用して検品が行われ、在庫管理システムに入力されます。

商品保管

次に行われるのが、商品保管です。

入庫した商品は倉庫内で適切に保管されます。

商品の種類や特性に合わせて適切な保管方法が選択され、在庫管理が行われます。

受注処理

次に行われるのが、受注処理です。

顧客からの注文が入力され、注文内容や在庫状況が確認されます。

決済方法や配送先などの情報が収集され、受注処理が完了します。

ピッキング

次に行われるのが、ピッキングです。

注文された商品が倉庫から選択され、出荷指示書に基づいて商品をピッキングし、出荷準備が整えられます。

ピッキング商品の検品

次に行われるのが、ピッキング商品の検品です。

ピッキングされた商品に対して再度検品が行われます。

数量や品質の確認が行われ、異常があれば適切な対応が取られます。

梱包

次に行われるのが、梱包です。

ピッキングされた商品が適切なパッケージに梱包されます。

緩衝材や保護材を使用して商品が安全に配送されるように準備されます。

発送

次に行われるのが、発送です。

梱包された商品が配送業者に引き渡され、顧客の配送先に届けられます。

配送完了時には顧客に通知が送られ、配送状況を確認することが可能です。

決済代行

商品の入荷から発送以外にもフルフィルメントでは、決済代行も行います。

クレジットカード決済、コンビニ・郵便振替決済、代引き決済などの処理を行います。

クレジットカード決済では、各クレジット会社からの売上金の入金確認や決済データ処理が必要です。

代引きで回収した現金も、ルールを定めて入念に管理する必要があります。

返品処理

返品処理もフルフィルメントでは、重要な業務です。

返品処理では顧客からの返品要求に応じ、商品の受け取り、返金または代替え品の発送を行います。

返品された商品の状態を確認し、再利用できるかを判断して、在庫管理を行います。

返金や代替え品の発送は、顧客の信頼を失わないために速やかに行う必要があるでしょう。

顧客対応

フルフィルメントは、顧客対応も行います。

問合せ、クレーム対応、注文受付、不良品・返品の受付など多岐にわたる業務を行います。

顧客接点の重要性から、丁寧かつ効率的な運用が求められるでしょう。


フルフィルメントのメリット

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フルフィルメントサービスの利用には、どのようなメリットがあるのでしょう。

ここからは、フルフィルメントのメリットについて解説していきます。

業務効率化

フルフィルメントサービスを利用することで、ECサイト運営者は商品企画やマーケティングなどのより重要な業務に集中することが可能です。

フルフィルメント業務の代行により、労力や時間を節約し、業務全体の効率が向上します。

専門知識の活用

フルフィルメントサービス業者はフルフィルメントに関する専門知識と経験を持っています。

自社で行う場合よりも高品質なサービスを提供してもらえるため、顧客満足度を向上させることが可能です。

多様な決済・配送方法の提供

フルフィルメントサービス業者は、多様な決済方法や配送オプションを提供することができます。

これにより、顧客に選択肢を提供し、より満足度の高いサービスを提供することが可能です。

競争力の向上

フルフィルメントサービスの利用により、自社の競争力を向上させることができます。

顧客に対してより柔軟なサービスを提供し、他社との差別化を図ることができます。


まとめ

フルフィルメントを活用することで、ECサイトやネット通販を運営する上で業務効率化を図ることが可能です。

自社の業務の内容とフルフィルメントの内容を照らし合わせたうえで、導入を検討してみてはいかがでしょう。


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