物流コストとは?内訳とコストを抑える方法を解説

2024年 04月22日

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燃料高騰や2024年問題もあり、物流コストはどんどん上がっています。

この記事では、そんな物流コストについてとコストを抑える方法について解説していきます。


物流コストとは

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物流コストは、物流業務で発生するコストの総称です。

これには、商品の輸送や運搬、梱包、保管などの費用が含まれます。

現在、原油価格の上昇に伴い、輸送面での物流コストも増加しており、これが物価の上昇にも影響を与えています。

ネット通販業者は、これらの物流コストに十分な注意を払う必要があるでしょう。


物流コストの内訳

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物流コストの内訳を理解しておくことは、物流コストを削減するのに重要なことです。

ここからは、物流コストの内訳について解説していきます。

輸送・運送費

商品の運搬にかかる費用で、車両費用や配送料、ガソリン代などが含まれます。

物流コストの内で比率が高く、輸送・運送費のコスト削減は物流コスト削減に大きな効果をもたらす項目のひとつです。

荷役費

荷物の仕分けや積み下ろしにかかる人件費などの費用です。

効率化やアウトソーシングによるコスト削減が求められます。

保管費

商品を保管するための倉庫の賃料や維持費、保険料などが含まれます。

効率的な倉庫管理や保管場所の統廃合などでコスト削減が可能です。

管理費や人件費

物品の管理やスタッフの人件費、物流システムの導入や運営費などが含まれます。

人手の効率的な運用や契約形態の工夫が必要です。

包装費

商品の包装にかかる費用で、材料費や人件費が含まれます。

外注や契約形態の見直しによるコスト削減が重要です。

これらの内訳を理解し、効率化やコスト削減の取り組みを行うことが、物流コスト管理の鍵となるでしょう。


物流コストが上がる原因

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ここからは、物流コストが上がる原因について解説していきます。

ガソリン価格の上昇

ガソリン価格が高騰すると、物品の輸送に必要な燃料費が増加し、輸送費が直接的に影響を受けます。

そのため、ガソリン代の上昇に対応してコスト管理を行う必要があるでしょう。

ドライバーの不足

現在、物流業界ではドライバー不足が問題視されており、需要に対して十分なドライバーが確保できていません。

これにより、ドライバーの待遇改善や人員確保のための努力が必要とされ、それに伴う人件費の増加や輸送・運搬費の値上げが起こります。

積載効率の低下や輸送頻度の増加

物流の需要が増加すると、大型の荷物に加えて小ロットの荷物の輸送が求められるようになります。

これにより、運搬時の空きスペースが増え、積載効率が低下する可能性があるでしょう。

その結果、輸送・運搬の頻度が増え、コストが増加する状況が生じます。

ムリ・ムダ・ムラが多い

ムリはできる作業量を超えてしまっている状況、ムダはできる作業量よりも仕事が少ない状況、ムラはムリとムダが繰り返される状況です。

ムリが多ければ、作業者の疲れも出てきて作業効率が悪くなりミスの対応や余計な残業が発生します。

また、ムダが多ければ必要以上の人件費がかかりコストを圧迫してしまいます。

さらには、ムラがあれば人員を調整する人のコストも増加するでしょう。


物流コストを削減するには?

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物流コストを削減するにはどのような方法があるのでしょう。

ここでは、そんな物流コストの削減方法について解説していきます。

拠点の集約

全国に分散している拠点を数箇所に集約することで、倉庫や保管費、諸経費を削減できます。

ただし、輸送費が増大する可能性もあるため、慎重な検討が必要です。

倉庫内作業ルールの策定

倉庫内の作業ルールを整備することで、作業効率を上げて物流コストを削減できます。

5S活動などを通じて、無駄をなくし効率化を図ります。

物流管理システムの導入

物流管理システムを導入することで、業務の自動化や効率化を図ることが可能です。

これにより人的コストの削減や作業効率の向上が期待できますが、保守管理費なども考慮する必要があります。

業務のアウトソーシング

物流業務を専門の業者にアウトソーシングすることで、専門知識を持たなくても物流コストを削減することが可能です。

専門業者によって提供されるサービスの幅が異なるため、自社のニーズに合った業者を選定すると良いでしょう。

人件費や管理費の見直し

待遇改善や自動化によって、人件費や管理費を見直すことが重要です。

特に、物流業界におけるドライバーの人手不足は深刻な課題であり、待遇改善が求められます。

また、自動化技術を活用することで、軽作業や事務作業の効率化が可能です。


まとめ

ガソリン代の上昇やドライバー不足は今後もどんどん進んでいく可能性があります。

それに伴って物流コストも上昇することが考えられます。

物流コストの削減は、早めの対策が鍵となるでしょう。


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