貸金庫とは?どんなメリットがあるの?
2025年 09月25日

©国立倉庫
貸金庫とはどのようなサービスで、どのようなメリットがあるのでしょう。
この記事では、そんな貸金庫のサービスやメリットについて解説していきます。
貸金庫とは

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貸金庫とは、銀行や信用金庫などが提供している有料の保管サービスで、利用者専用の小さな金庫を借りて貴重品や重要な書類を安全に保管できる仕組みです。
自宅に置いておくと不安な宝石や契約書、印鑑などを、厳重なセキュリティのもとで守ることができるのが大きな特徴です。
また、銀行以外でも貸金庫サービスを展開している企業があります。
銀行では、事前審査や利用条件が必要な場合が多いですが、銀行以外の企業ですと事前審査がなくても預けられることもあります。
貸金庫のメリット

貸金庫のメリットは、なんでしょう。
ここからは、貸金庫のメリットについて解説していきます。
高い安全性
貸金庫の最大のメリットは、金融機関の建物内に設置されていることによる圧倒的な安全性です。
また、民間の貸金庫であっても同様に入退室管理や監視カメラによる信頼できるセキュリティーシステムを導入している場合が多く、建物自体も耐震性や耐火性に優れた施設で管理されます。
自宅やオフィスの金庫ですと火災や地震などの自然災害、あるいは盗難のリスクを完全に排除することはできません。
自宅に置くと不安な宝石や重要書類などは、貸金庫に預けることで長期的な安心を得られます。
厳重なセキュリティ
貸金庫を開けるには、専用カードや物理的な鍵、暗証番号など複数の認証方法が必要です。
これらの仕組みにより、契約者本人以外が利用することは基本的に不可能となっています。
家庭用金庫の場合は、盗難や強盗により無理やり開けられるリスクが残りますが、貸金庫ではそのような不正利用を防ぐ強固な体制が整っています。
この厳重なセキュリティは、利用者に大きな安心感を与える要素といえるでしょう。
プライバシーの確保
貸金庫は、契約者が自由に収納物を決められます。
これは「利用者のプライバシーが尊重される」という大きな特徴です。
例えば、相続に関する書類や遺言書、他人に見られたくない契約書や証書などを安全に保管できるのは貸金庫ならではの利点です。
他人の目に触れずに大切なものを守れるという点は、貸金庫の大きな強みといえるでしょう。
貸金庫への保管に適したもの

貸金庫に適しているのは「普段使うことは少ないが、絶対に失いたくないもの」です。
例えば、不動産関連の契約書や遺言書、権利証などの重要書類は、火災や盗難のリスクがある自宅保管よりも貸金庫に入れておく方が安心です。
また、宝石や貴金属、歴史的価値のある骨董品、代わりの効かない思い出の品なども貸金庫での保管が適しています。
一方で、日常的に使用するパスポートや印鑑などは、取り出しに時間がかかるため家庭用金庫の方が便利です。
このように、収納物の性質や使用頻度によって貸金庫を選ぶことで、無駄なく安全性を高めることができます。
貸金庫と家庭用金庫との使い分け

貸金庫は非常に安心感がある一方で、利用時間が営業時間に限定されるため、利便性の面では家庭用金庫に劣る部分があります。
そのため、両者をうまく使い分けることが大切です。
例えば、普段から使用する現金や印鑑、パスポートなどは家庭用金庫に保管し、必要な時にすぐ取り出せるようにしておくのがよいでしょう。
そして、ほとんど使わないが絶対に失いたくない宝石や契約書、相続関連の書類などは貸金庫に収納すると安心です。
このように役割を分けることで利便性と安全性を両立でき、効率的に大切な財産を守ることが可能となります。
貸金庫に入れてはいけないものは?

貸金庫に入れてはいけないものは何でしょう。
ここからは、そんな貸金庫に入れてはいけないものについて解説していきます。
大きすぎるもの
貸金庫は決められたスペースの中で利用するため、大きすぎる品物や重量が重すぎるものは収納できません。
例えば、大型の骨董品や金属製の塊などは物理的に入らない場合があります。
無理に入れると貸金庫を破損する恐れがあり、契約違反とみなされる可能性もあります。
貸金庫は「限られたスペースで効率的に大切なものを守る」ことを目的としているため、利用前にサイズや重量の確認が欠かせません。
食品や生き物
貸金庫には冷蔵・冷凍機能がないため、生鮮食品や植物、さらに生き物を保管することはできません。
食品は時間の経過とともに腐敗や異臭の原因となり、他の利用者にも迷惑をかける恐れがあります。
生き物の保管は衛生面や倫理的にも問題が大きく、利用規約でも明確に禁止されている場合がほとんどです。
貸金庫は「貴重品を長期的に守る」用途に限られている点を理解しておく必要があります。
他人の情報を含む品物
他人の通帳や契約書などの個人情報が含まれているものを預けると不要なトラブルにつながる可能性があります。
貸金庫はあくまで「自分自身の大切な財産や書類」を保管するためのものです。
他人に関わる情報を持ち込むことは避け、プライバシー保護の観点からも注意が必要です。
違法物品や危険物
当然ながら、違法物品や危険物は貸金庫に入れることができません。
薬物や銃器など法律で禁止されているものはもちろん、爆発物や発火性のある化学物質など周囲の安全を脅かすものも禁止です。
また、法的に直接違反していなくても社会的・倫理的に問題のある品物は利用規約で制限される場合があります。
貸金庫は安全性を前提としたサービスであるため、こうした物を持ち込むこと自体が本来の目的に反してしまいます。
まとめ
貸金庫は、貴重品や大切なものを預けるのにとても信頼性の高いサービスです。
貸金庫を検討している方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょう。
参考URL
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