タイヤは保管前にお掃除を!正しい掃除方法は?
2025年 05月11日

タイヤを保管する前に正しく掃除をすることで長持ちさせることができます。
この記事では、そんなタイヤのお掃除方法について解説していきます。
タイヤ汚れにはどのようなものがある?

タイヤ汚れには、ボディの汚れとはまったく異なる特徴があります。
見た目は同じ「汚れ」に見えても、その性質や落としやすさには大きな違いがあるため、ボディと同じ感覚で洗おうとすると、うまく落ちないばかりか、タイヤを傷めてしまうこともあるでしょう。
まず、タイヤは車の中で最も汚れが付着しやすいパーツです。
なぜなら、タイヤは唯一地面と直接接している部分であり、砂や泥、オイル、アスファルトの粒子など、道路上のあらゆる汚れを直接拾い上げてしまうからです。
さらに、タイヤの近くにあるブレーキからは「ブレーキダスト」と呼ばれる金属の微粒子が発生し、これもタイヤに付着します。
このように、タイヤには非常に多種多様な汚れが絶えず蓄積されていくのです。
しかも、タイヤに付着した汚れは非常に落としにくいという性質も持っています。
軽い砂ぼこりであれば水洗いで簡単に落ちますが、油分を含んだ汚れやブレーキダストのように微細で固着力のある汚れは、普通に洗っただけではなかなか落とせません。
こうした汚れは時間が経つほどこびりつき、ゴムに浸透してしまうこともあるため、早めの対応と正しい洗浄方法が重要になります。
つまり、タイヤの汚れは「非常につきやすく、かつ非常に落ちにくい」という二重の性質を持っており、ボディよりもはるかに頑固な汚れが蓄積しているのです。
そのため、タイヤ洗浄には専用のブラシやクリーナーを使うなど、汚れの特性に合った対処法が必要になります。
タイヤの掃除方法は?

車のタイヤを長く保つうえで、見落とされがちなのが洗浄です。
汚れを放置すると、ゴムの劣化やひび割れを早める原因にもなるため、定期的なお手入れが欠かせません。
そんなタイヤ洗浄は、特別な道具がなくても自宅で簡単にできます。
まずはホースやバケツの水を使って、タイヤ全体についた泥やホコリをしっかり洗い流しましょう。
いきなりブラシでこすると、砂などが擦れてゴムを傷つけてしまうおそれがあるので、最初に水で汚れを落とすことが大切です。
次に、中性のカーシャンプーをバケツの水に適量混ぜて泡立て、スポンジでタイヤに塗布します。
その後、毛がしっかりしたタイヤ用ブラシで側面の溝やロゴ周りまで丁寧にこすっていきます。
特に前輪にはブレーキダストが多く付着しやすいため、念入りに洗浄しましょう。
こすり終わったら、もう一度たっぷりの水で泡や汚れをしっかり洗い流します。
最後にマイクロファイバークロスなどで水気を拭き取れば完了です。
仕上げにタイヤワックスを塗ると、ツヤが出て見た目がよくなるだけでなく、ゴムの保護にもつながります。
この次からは、タイヤ掃除に関わる細かい部分を紹介していきます。
タイヤを洗うのに必要な道具
タイヤを洗うためにまず必要なのは、ホースとスポンジまたはブラシ、そしてタイヤワックスです。
ホースで汚れをざっと流し、スポンジやブラシでこすって汚れを落とし、仕上げにタイヤワックスでツヤ出しや保護を行います。
これらがあれば、基本的なタイヤの洗浄は十分に行えます。
ホイールも一緒に洗う場合にあると便利なもの
多くの場合、タイヤだけでなくホイールも一緒に洗うことになります。
その際には、カーシャンプーとホイール用のコーティング剤があると便利です。
カーシャンプーは、ホイールの頑固な汚れを落とすのに効果的ですし、コーティング剤を使えば汚れが付きにくくなり、次回以降の洗浄が楽になります。
スポンジやブラシの選び方と注意点
スポンジやブラシは、ボディ用とは必ず分けて使用しましょう。
タイヤには砂や泥などが多く付着しており、それが付いたままのスポンジでボディを洗ってしまうと、傷の原因になります。
使い古したボディ用のスポンジをタイヤ用に転用するのは問題ありません。
タイヤにはゴムの凹凸にしっかり届く専用ブラシが適していますし、ホイールには細かい部分に届く形状のブラシを使うと、隅々まできれいに洗うことができます。
カーシャンプー使用時の注意点
タイヤの洗浄は基本的に水洗いで問題ありませんが、洗剤を使いたい場合は必ずタイヤ専用のものを選びましょう。
特にアルカリ性の洗剤は強力すぎて、タイヤのゴムが劣化するおそれがあるため避けてください。
一方でホイールは、ボディに使っているカーシャンプーと同じもので洗っても構いません。
タオルやクロスについて
洗車後の拭き取りには吸水性の高いタオルやクロスを使うのが効果的です。
吸水性が低いと水分がなかなか拭き取れず、水アカやシミの原因になります。
また、これも他の道具と同様に、ボディ用とタイヤ・ホイール用で分けて使うことで、車体への傷を防ぐことができます。
まとめ

タイヤは、しっかりと掃除することで長く使用することが可能です。
タイヤの履き替え後は、しっかりと掃除をし、保管しておきましょう。
参考URL
- タイヤをスタッドレスに交換したら 夏タイヤは保管前に点検&掃除をしよう|車リースのリースナブル
- 車のタイヤの正しい洗い方!長持ちさせるための洗浄方法を徹底解説| Speciale Magazine
- リース車にスタッドレスを装着したら あまったタイヤの保管はどうする?
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