お家の売却金額の相場はどのくらい?調べ方は?

2025年 05月29日

テーマ:

画像出典元

お家の売却を考えている場合、気になるのはその金額でしょう。

この記事では、そんな売却金額の相場の調べ方について解説していきます。


お家の売却相場の調べ方は?

画像出典元

家を売却するときにまず知っておきたいのが、「その家がいくらで売れるのか」という相場です。

不動産会社に査定を依頼するのが一般的な流れですが、その前に自分で相場を調べておくことで査定結果をより冷静に判断することができます。

ここでは、自分で売却相場を調べるための基本的な方法をわかりやすく解説します。

物件情報サイトで似た条件の物件を探す

SUUMOやHOME’Sなどの不動産情報サイトを使えば、売り出し中の物件を自由に検索できます。

調べるときのポイントは、自分の家と条件が近い物件を探すことです。

目安となる条件は以下の通りです。

  • 最寄駅
  • 駅からの距離
  • 築年数
  • 間取り
  • 専有面積(マンションの場合)または土地・建物面積(戸建ての場合)

すべての条件が一致する物件を見つけるのは難しいかもしれませんが、できるだけ近いものをいくつかピックアップして比較しましょう。

広さが違う物件は「平米単価」で比較

広さの異なる物件を比べるときには、「平米単価(1平米あたりの価格)」や「坪単価(1坪あたりの価格)」が便利です。

計算方法は簡単で、物件価格を面積で割るだけです。

例えば、90平米の物件が4500万円で売りに出ていれば、平米単価は約50万円となります。

あなたの家が60平米なら、50万円×60平米で3000万円が相場の目安になります。

ただし、広さによって単価は変わるのが一般的です。

広い物件は平米単価がやや下がる傾向があるため、この例では60平米の物件のほうが少し高い単価になる可能性があります。

実際の成約価格を知りたいときは公的なサイトを使う

「売り出し価格」ではなく実際にいくらで売れたかを知りたい場合は、国土交通省が運営する「不動産取引価格情報検索」サイトが便利です。

このサイトでは、過去に取引された物件の情報(所在地・広さ・間取り・成約価格など)を閲覧できます。

具体的なマンション名までは分かりませんが、町名単位で十分に参考になります。

土地の相場は「公示地価」「基準地価」「路線価」で調べる

土地の価格相場を知りたいときは、公的な地価情報も役立ちます。

代表的なのが次の3つです。

  • 公示地価(毎年1月1日時点の調査):国土交通省が発表
  • 基準地価(毎年7月1日時点の調査):都道府県が発表
  • 路線価(毎年7月頃更新):国税庁が発表し、相続税評価などに使われる

路線価は道路ごとに単価が設定されており、売りたい土地の面積を掛け算すればおおよその価格がわかります。

ただし、土地の形や周辺環境によって実勢価格とズレることがある点に注意が必要です。


お家の売り出し価格の決め方は?

画像出典元

家の売り出し価格を決める際には、慎重な判断が求められます。

市場の相場だけでなく売主自身の資金計画や売却時期、さらに買主との交渉を見越して戦略的に価格を設定することが大切です。

ここからは、そんな売り出し価格の決め方について、ポイントを整理して解説していきます。

売り出し価格は「調整する前提」で決める

最初から高めの価格で売り出し、「1か月売れなければ価格を見直す」といった方針をとる不動産会社も多くあります。

ただし、これは相場や市場の動きに応じた柔軟な対応が前提です。

価格を見直すタイミングや下げ幅について、不動産会社とあらかじめ話し合っておくと安心です。

売主の希望価格も考慮に入れる

市場価格や査定結果を踏まえたうえで、「この金額で売りたい」という希望価格を設定することも可能です。

ただし、買主は冷静に物件を比較しており、売主の思い入れやこだわりが必ずしも価格に反映されるわけではありません。

特に中古戸建の場合、「まだ使える家でも、買主が取り壊す前提で購入する」こともあるため、客観的な視点で価格を考える冷静さが求められます。

資金計画から逆算して価格を考える

売却後の資金計画も重要な判断材料です。

たとえば自宅を売って新居に住み替える場合、現在の住宅ローンを完済し売却費用(仲介手数料・税金など)を払ったうえで、新居購入の頭金を確保する必要があります。

希望価格の目安=住宅ローン残高+売却費用+新居の頭金(の一部)

この計算式に基づいて、最低でもいくらで売る必要があるのかを把握しておきましょう。

売却のタイミングと相場動向を考慮する

売却時期も価格設定に大きく影響します。

相場が上昇傾向にあるときや、引越しシーズン(3〜4月、9月など)は売却のチャンスです。

逆に相場が下がっている時期や売却期限が迫っている場合は、高めに設定して様子を見る戦略が通用しにくくなるため、慎重な判断が必要です。


まとめ

画像出典元

お家の相場を調べるには、物件情報サイトで「いま、いくらで売りに出されているのか」を確認し、そこから公的な地価情報や成約事例を組み合わせて、より精度の高い相場を把握してみましょう。

こうした準備をしておくことで、不動産会社に査定を依頼した際にも納得感のある判断がしやすくなるでしょう。


参考URL

国立トランクルームは、国土交通省から「優良トランクルーム認定」を受けています。
お客様の大切な品物を信頼の空間でお預かりいたします。タイヤ保管サービスにも対応しています。
信頼の空間でお預かりします。トランクルームのことなら国立倉庫

おすすめコラム記事