ピアノを預けたい!ピアノ運搬の流れは?
2025年 08月19日

ピアノを預ける際の運搬の流れは、どのようなものなのでしょう。
この記事では、そんなピアノ運搬の流れについて解説していきます。
業者選びは見積もりからスタート

ピアノの運搬を依頼する場合、まず最初に行うべきなのが見積もりの依頼です。
対応している業者は全国に複数あり、それぞれ対応しているピアノの種類や運搬方法、料金体系が異なります。
そのため、複数の業者から見積もりを取ることで、自分の条件に合ったサービスを見極めることが重要です。
見積もりの際は、運搬日、旧居と新居の住所、ピアノの種類や型番、建物の階数やエレベーターの有無など詳細な情報を正確に伝えることが求められます。
特に建物の構造や周辺環境によっては、料金や作業方法に大きな差が出るため注意が必要です。
どの業者から見積もりを取ればよい?

ピアノの運送を依頼する際は、まず「ピアノ専門の運送会社」と「引越し業者」のどちらに見積もりを取るかを考えましょう。
ピアノ専門業者は、衝撃や振動に弱いピアノを安全に運ぶための技術や経験が豊富で、細かな相談にも対応してくれるのが魅力です。
また、複数の業者から見積もりを取りやすいため、価格やサービス内容を比較しながら納得のいく会社を選べます。
ただし、荷物の引越しとは別に依頼する必要があるため、スケジュールの調整などに手間がかかる点はデメリットです。
一方、引越し業者にピアノの運搬をオプションで依頼する方法もあります。
この場合、ピアノの運送会社探しや日程調整の手間が省けて便利ですが、提携先が固定されていることが多く料金が割高になる可能性もあります。
安心・納得の引越しをするためには、両方に見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。
運搬前に行いたい準備と心構え

業者が決まったら、運搬当日をスムーズに進めるための準備を進めましょう。
まず、ピアノ本体にキズや汚れがないかを事前に確認しておくことが大切です。
できれば写真を撮っておくことで、万が一のトラブル時に役立ちます。
次に、新居または預け先での設置場所も検討しておく必要があります。
ピアノは重量があるため、設置場所の床がその重さに耐えられるか確認するとともに、音漏れ対策として防音性の高い部屋を選ぶと安心です。
また、運搬当日はトラックの出入りや作業音が発生する可能性があるため、ご近所への事前の挨拶も忘れずに行いましょう。
こうした準備をしっかり整えることで、運搬に伴うストレスやトラブルを最小限に抑えることができます。
天候や支払い方法も事前に確認

ピアノ運搬は天候にも大きく影響される作業です。
多少の雨であれば専用のカバーを使用して運搬可能ですが、台風や大雨など悪天候の場合には作業が延期になるケースもあります。
予定日前に悪天候の予報が出ている場合は、早めに業者と相談しておくと安心です。
また、当日の支払い方法についても事前に確認しておきましょう。
多くの業者では現金での支払いが一般的ですが、最近ではクレジットカードに対応しているところも増えてきています。
支払い方法に不安がある場合は、事前に問い合わせておくとスムーズです。
運搬当日の作業の流れとは?

ピアノの運搬は専門の作業員がすべて行ってくれますが、流れを把握しておくと当日も安心です。
まず旧居では、ピアノの設置状況と搬出ルートの確認から始まり、必要に応じて家具の移動や窓の取り外しなどを行います。
その後、ピアノを専用の資材で丁寧に梱包し、建物に傷をつけないよう養生を施したうえで搬出作業が行われます。
2階以上の高層階からの搬出では、クレーンを使用するケースもあるでしょう。
新居や保管場所での搬入時にも同様に、養生やルート確認を行いながら安全に設置場所まで運びます。
設置後にはレイアウトの確認、ピアノに傷がついていないかのチェック、そして音程の確認が行われます。
必要であれば、後日調律を依頼することも検討しましょう。
ピアノは運んだあとが肝心

ピアノは非常に繊細な楽器であり、たとえ数メートルの移動でも音が狂ってしまうことがあります。
そのため、引越し後や一時預け入れ後は、調律を行うことがほとんど必須といえます。
業者によっては、調律サービスをオプションで提供している場合があるため、運搬と合わせて依頼すると手間が省けて便利です。
調律のタイミングとしては、運搬直後ではなく数日から1週間ほど置いてからの方がピアノが新しい環境に馴染んで安定するため、理想的でしょう。
まとめ
ピアノの運搬は、家具の移動とはまったく異なる専門的な作業です。
安全かつ丁寧に行うには、経験豊富な業者に依頼し準備を怠らないことが大切となります。
見積もりから事前確認、当日の作業、そしてその後の調律まで一連の流れを理解しておくことで、ピアノを預ける不安を大きく減らすことができます。
大切な楽器を守るためにも信頼できる業者を選び、しっかりと準備を整えて臨みましょう。
参考URL
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