トランクルームでカビが生える?対策はある?

2025年 07月25日

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トランクルームは、密閉された空間であり、環境によっては大切な荷物にカビが生えてしまうこともあります。

この記事では、そんなトランクルームのカビ対策について解説していきます。


トランクルームにカビが生える理由とは?

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トランクルームにカビが発生しやすい主な原因は、「湿度」「温度」「栄養源」「酸素」というカビの繁殖条件がそろいやすい環境であることにあります。

特に屋外型のコンテナタイプでは、空調設備がなく密閉状態が続きやすいため、湿気がこもって結露が発生しやすく、カビの温床になりがちです。

また、トランクルームは日常的に出入りする場所ではないため、掃除が行き届かず、埃や虫の死骸といったカビの栄養源が溜まりやすいのも要因のひとつです。

アウトドア用品などをそのまま収納すると汚れも持ち込みやすく、さらにカビのリスクが高まります。

こうした状況から、定期的な換気や清掃、荷物の事前清掃がカビ対策には欠かせません。


トランクルームでカビを発生させない具体策は?

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トランクルームでカビを発生させない具体策はなんでしょう。

ここからは、そんなトランクルームでカビを発生させない具体策を解説していきます。

湿気をためない工夫がカビ対策の第一歩

トランクルームでカビを防ぐうえで最も重要なのは、湿気をためないことです。

例えば、荷物を壁にぴったりと密着させてしまうと、空気の流れが悪くなり、湿気がこもりやすくなります。

特に壁面は結露が発生しやすいため、荷物と壁の間には数センチのすき間を空けるようにしましょう。

こうすることで空気が循環し、カビの原因となる湿気を軽減することができます。

ほんの少しのスペースでも、カビ予防に大きな効果を発揮します。

すのこを使って床からの湿気を遮断しよう

湿気は床からも上がってくるため、荷物を直接床に置くのではなく、すのこを敷いて底上げするのがおすすめです。

すのこを使えば、床と荷物の間に空間ができて通気性が良くなり、湿気がこもりにくくなります。

木製すのこの中でも、ヒノキや桐などの素材は防虫・調湿効果もあり、特に屋外コンテナ型トランクルームに適しています。

軽い荷物なら100円均一で購入できるすのこでも十分です。

価格を抑えつつ、カビ対策を手軽に始めることができます。

除湿剤の特性を知って上手に使い分ける

トランクルーム内の湿度をコントロールするには、除湿剤の設置が有効です。

ただし、除湿剤には種類があり、用途に応じた選び方が重要となります。

A型シリカゲルは湿度が低い場所で素早く吸湿しますが、効果が短期間のため小さな収納ボックス向きです。

B型シリカゲルは高湿度に強く、吸湿・放湿の両方ができるため、楽器や布製品の保管に適しています。

塩化カルシウムは吸湿力が非常に高い反面、水分が液体として溜まるため、容器が倒れたときの漏れには注意が必要です。

保管するものの性質や湿度状況に応じて、除湿剤を使い分けましょう。

荷物の汚れもカビの原因に

カビは湿気だけでなく、栄養となるホコリや汚れによっても発生します。

特にアウトドア用品や衣類など、屋外で使用したアイテムをそのまま保管してしまうと、泥や油汚れが残っていて、カビの温床になることがあります。

トランクルームに荷物を入れる前には、しっかりと汚れを落とし、できれば乾燥させてから収納するようにしましょう。

また、トランクルーム内は掃除の頻度が少なくなりがちですが、定期的にホコリを払うこともカビ対策として効果的です。

定期的な点検でカビの早期発見を

一度トランクルームに荷物を預けたあと、長期間放置してしまう人も少なくありません。

しかし、カビは数週間〜数か月で広がってしまうこともあるため、定期的な点検が欠かせません。

除湿剤の状態を確認したり、異臭がないかをチェックしたりするだけでも、カビの早期発見につながります。

特に梅雨時期や夏の高温多湿な季節には、少なくとも月に1回は中の様子を確認すると安心です。

カビの兆候に早く気づければ、被害の拡大も防げます。


トランクルームのカビを防ぐなら空調の聞いた屋内型がおすすめ

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カビを防ぐなら、空調設備が整った屋内型のトランクルームを選ぶのが安心です。

屋内型の魅力は、エアコンなどで湿度や温度がある程度コントロールされている点です。

湿気がこもりにくく、カビが発生しにくい環境が保たれているため、特に衣類や本、家電など湿気に弱いものを保管する場合に向いています。

さらに、防犯カメラが設置されていたり、入退室にカードキーが必要だったりと、セキュリティ面でも安心できる要素が揃っています。

都市部や駅の近くに多く、アクセスしやすいのも屋内型の強みです。

ただし、屋外型のように車をすぐ横付けすることはできないので、大きな荷物の搬入には台車を使うなど少し手間がかかる場面もあります。

とはいえ、保管環境を重視するなら屋内型のほうが適しています。

カビ対策を考えるなら、まずは屋内型の施設から検討してみるとよいでしょう。


まとめ

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トランクルームのカビ対策は、湿気対策+空気の流れ+清掃習慣の3つがポイントです。

特に屋外型や空調設備のないタイプはリスクが高いため、今回紹介した対策を組み合わせて行うのがおすすめです。

大切な荷物を守るために、今日からできる対策を実践してみましょう。


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国立トランクルームは、国土交通省から「優良トランクルーム認定」を受けています。
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