不動産仲介会社は大手と地場はどちらが良い？
2025年 06月30日
不動産仲介会社は、大手と地場のどちらが良いのでしょう。
この記事では、そんな大手と地場のメリットやデメリットを交えて解説していきます。
大手不動産仲介会社に売却を依頼するメリット・デメリット
大手不動産仲介会社には、メリットとデメリットの両面が存在しており、お家の売却を考えているのであれば把握しておく必要があるでしょう。
ここからは、大手不動産仲介会社に売却を依頼するメリットとデメリットを解説していきます。
メリット①：顧客数が多く売却チャンスが豊富
大手不動産仲介会社は全国規模で展開しており、抱えている買主候補も圧倒的に多いのが特徴です。
仲介件数も高く、売却までのスピードや成約率にも期待が持てます。
「なるべく早く、条件の良い形で売却したい」という方には大きなメリットです。
メリット②：広告宣伝力が強く露出が多い
テレビCMやネット広告、チラシなど多方面で広告展開を行っており、多くの買主の目に触れる機会が増えます。
資金力のある大手だからこそ実現できる宣伝力です。
メリット③：社員教育が徹底されており対応が安定
業務マニュアルや研修制度が整っており、一定水準以上の対応が期待できます。
「知識や対応にムラがない」という点は、大手ならではの安心感といえるでしょう。
デメリット①：売主寄りではない「両手仲介」の可能性
大手不動産仲介会社は自社内で買主も売主もそろえる「両手仲介」になることが多く、売主の利益よりも全体のバランスを優先する傾向があります。
高値での売却を目指す場合は、やや不利になることもあるでしょう。
デメリット②：対応が事務的・ドライに感じる場合も
案件数が多いため、ひとりの担当者が複数の顧客を抱えていることが一般的です。
対応が機械的に感じられたり、細かな要望に応えてもらえないケースもあるでしょう。
地場の不動産仲介会社に売却を依頼するメリット・デメリット
地場の不動産仲介会社は、大手不動産仲介会社とは違ったメリットとデメリットがあります。
ここからは、そんな地場不動産仲介会社のメリット、デメリットを解説していきます。
メリット①：地域特性に詳しく柔軟な提案が可能
地元の不動産仲介会社は、地域の相場や人気エリア、学校区、地元イベントといった「リアルな情報」に精通していることが多いです。
そのため、買主に響くポイントを的確にアピールできるのが強みです。
メリット②：親身な対応で相談しやすい
担当者が抱える案件が少ないため売主との距離が近く、こまめな連絡や相談に応じてもらえることが多いです。
大手不動産仲介会社では、難しかった要望にも柔軟に対応してくれる可能性があります。
メリット③：「片手仲介」で売主の利益を重視してくれる
地場の不動産仲介会社では売主だけを担当する「片手仲介」のケースが多く、売主側に寄り添った売却活動をしてくれることが期待できます。
希望価格を優先したい方に向いているでしょう。
デメリット①：顧客数が限られており売却までに時間がかかることも
大手不動産仲介会社に比べると顧客数が少なく、広告の規模も小さいため買主が見つかるまでに時間がかかるケースがあります。
スピード感を重視する方には不安が残るかもしれません。
デメリット②：得意・不得意の偏りがある
社員数が限られているため、扱う物件のジャンルによっては知識や実績が不十分な場合もあります。
マンションに強い会社、一戸建てに強い会社など特徴を事前に把握することが重要です。
デメリット③：認知度が低く、買主の目に留まりにくい
資金力の関係で、大規模な広告展開が難しく、知名度も高くないため売却物件が買主の目に触れにくい可能性があります。
情報発信力は、大手不動産仲介会社に劣る点と言えるでしょう。
大手不動産仲介会社と地場の不動産仲介会社はどちらを選ぶべきか
不動産の情報量に関しては、レインズ（不動産流通標準情報システム）により、どの仲介会社でも全国の不動産情報は閲覧可能です。
そのため、大手不動産仲介会社と地場の不動産仲介会社で情報量の差は大きくありません。
重要なのは、売りたい物件と不動産会社の相性です。
例えば、新興住宅地にある物件や立地・設備に優れた人気物件を早く売りたい場合は、大手不動産仲介会社の広告力や顧客数が有利に働きます。
一方で、郊外や築年数の古い物件は地域事情に詳しく、きめ細かい対応が期待でき地場の不動産仲介会社が向いている場合もあります。
どちらを選ぶにしても複数社から査定を取り寄せ、比較検討することが大切です。
物件の特性に合った仲介会社を選ぶことで、スムーズで納得のいく売却につながります。
まとめ
大手不動産仲介会社と地場の不動産仲介会社は、それぞれ売りたい物件や条件によって選ぶことで、納得のいく売買をすることが可能です。
不動産の売買を考えている方は、ぜひこの記事を参考に不動産仲介会社を選んでみてはいかがでしょう。
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