1坪ってどのくらい?日常生活と物流倉庫における1坪のサイズ
2024年 09月06日
私たちの生活の中には、さまざまな面積の単位があります。
その中でも「坪(つぼ)」という単位は、日本では特によく使われるものです。
しかし、1坪が具体的にどのくらいの広さなのか、あまりイメージが湧かない人も多いかもしれません。
このコラムでは、1坪の具体的な大きさや、日常生活や物流倉庫での1坪のイメージについて、説明していきます。
単位:平米(へいべい) = 平方メートル = ㎡
コラム内では㎡で統一します。
1坪の具体的なサイズと日常生活の例
1坪は約畳2枚分の広さです、身近な例としてよく使われる畳について、少し説明しながら解説します。
コラム内では1枚の畳は約1.65㎡として計算します。
この数値は不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約」により、 畳1枚あたりの広さは、1.62㎡以上とされているからです。
江戸間(関東間)、中京間、京間(本間)など、実際の畳の大きさは地域によって差がありますが、 このように表示を規定することで、消費者が物件の面積を比較しやすくしています。
1坪の㎡を算出すると下記の通りです。
1坪 = 1.65㎡ × 2枚 = 約3.3㎡
1坪 = 約3.3㎡
日常生活の例として、1坪基準のバスルームは、日本の住宅でよく見られる広さです。
浴槽と洗い場が一体となったバスルームがこの広さに収まります。
1㎡、1畳、1坪の早見表
畳 | 1畳=1.62 m² | 1畳=1.65 m² | 坪 |
---|---|---|---|
1畳 | 1.62m² | 1.65m² | 約0.5坪 |
6畳 | 9.72m² | 9.9m² | 約3坪 |
8畳 | 12.96m² | 13.2m² | 約4坪 |
10畳 | 16.2m² | 16.5m² | 約5坪 |
12畳 | 19.44m² | 19.8m² | 約6坪 |
1.62㎡を基準に算出しているサイトもありますので、参考のために記載しています。
実際の施設で「m2」から「坪」への換算方法
国立倉庫の実際の施設で、「m2」から「坪」を算出してみましょう。
ざっくりとした坪数を計算したい場合は、下記の通り㎡を「3.3」で割れば良いのですが、
15,240㎡ ÷ 3.3 = 4,618.18
前述した1.65㎥は正確には「1.6562㎥」ですので、きちんと算出する場合は㎥を「3.30578」で割る、もしくは「0.3025」を掛けるようにしましょう。
15,240㎡ ÷ 3.30578 = 4,610.10坪
15,240㎡ × 0.3025 = 4,610.1坪
-参考-
1畳 = 1.6562 ㎡
1坪 = 約 3.3 ㎡(3.30578 ㎡)
1㎡ = 約 0.3 坪(0.3025 坪)
物流倉庫の1坪はどのくらい?
物流倉庫を利用する際、1坪の広さがどのくらいかを知ることは重要です。
委託先倉庫とのやり取りでは、物量が何坪分や何パレット分といった表現が使われることがあります。
保管している在庫量がどのくらいか、委託した場合にどのくらいの坪数になるのか、大まかにでも把握しておくことは重要です。
当社ではパレット(1100×1100)2枚分、または1棚を1坪としています。
1坪ごとにどれくらいの物が保管できるかを把握しておくことで、どれくらいの坪数を使用し、保管費がどのくらいかかるかを概算するのに役立ちます。
まとめ
1坪は畳2枚分に相当し、その広さは約3.3㎡です。この基本的な広さを知っておくことで、空間のサイズ感を具体的にイメージできます。
多くの建物が㎡表記されているため、3.3㎡という数値を覚えておけば、坪数を簡単に計算することができます。