置き配でトラブル発生!荷主ができる対策はある?

2024年 08月26日

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近年、広がりを見せてきた置き配ですがトラブルも少なからず発生しています。

そんな置き配のトラブルですが荷主側が対策できることは何でしょう。

この記事では、そんな荷主側の対策について解説していきます。


置き配とは

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置き配とは、配達員と直接対面せずに荷物を受け取ることができるサービスのことです。

このサービスでは、受取人が事前に荷物を置く場所を指定し、配達員がその場所に荷物を置くことで配達が完了します。

一般的に、指定される場所としては玄関先や近くの駐車スペースなどが多く、配達時に押印やサインが必要ないため、受取人が不在でも荷物を受け取ることができます。

この仕組みにより、配達の際に受け渡しに伴う双方の手間を省略でき、オンラインミーティング中や外出時でも安心して荷物を受け取ることが可能です。

また、直接の接触がないため、感染症のリスクを避けることができるという利点もあります。


置き配で発生しやすいトラブルとは

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置き配は便利なサービスですが、いくつかのトラブルが発生しやすいというデメリットもあります。

特に、荷物の盗難、破損、誤配送が代表的な問題です。

ここからは、置き配で発生する代表的なトラブルについて解説していきます。

盗難

置き配で最も代表的なトラブルが、盗難です。

置き配では荷物が玄関先や屋外に置かれるため、誰でも簡単に手に取れる状況になります。

これにより、通りすがりの人や悪意のある第三者が荷物を盗むリスクが高まります。

特に高価な商品や目立つパッケージは盗難の対象になりやすいです。

破損

置き配は、破損のリスクも大きいです。

置き配の荷物は外に置かれるため、天候の影響や周囲の環境によって破損することがあります。

雨や風、直射日光などが荷物にダメージを与えることがあり、特に精密機器や壊れやすい商品にとっては重大な問題となります。

誤配送

置き配は誤配送によるトラブルも発生することが多いです。

置き配では対面での確認がないため、誤った場所に荷物が置かれる可能性があります。

例えば、隣の家や別のアパートのドア前に置かれてしまうことがあり、荷物が届かない、あるいは他人の手に渡ってしまうリスクがあります。

これらのトラブルを防ぐためには、荷物を置く場所を周囲から見えにくい場所に指定する、もしくは防水加工された収納ボックスを設置するなど、事前に対策を講じることが重要です。

多くの配送会社も、置き配に対するセキュリティ対策を強化する動きが見られるため、利用者としてもこうしたサービスを積極的に活用することが推奨されます。


荷主ができる対策は?

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荷主側ができる置き配のトラブル対策は何でしょう。

ここからは、荷主ができる置き配のトラブル対策について解説していきます。

補償のある配送業者を選ぶ

破損や紛失などの場合、補償をしてくれる配送業者もあります。

各配送業者の補償は下記のとおりです。

ヤマト運輸

ネコポス: 小型荷物に特化したサービスで、補償は3,000円までとなっています。荷物の紛失や破損に加え、遅延による損害も一定の条件下で補償されます。ただし、高価な品物には向いていません。

宅急便コンパクト: 60サイズ以下の荷物を手渡しで配送し、補償額は30,000円まで。高価な商品や重要な荷物に適していますが、上限があるため、高価な品物にはさらなる検討が必要です。

宅急便: 幅広いサイズの荷物に対応し、補償金額は300,000円までです。特に高額な商品や大型荷物に適しており、信頼性が高いです。

日本郵便

ゆうパック: 60サイズ以上170サイズ以下の荷物に対し、基本的に最大30万円まで補償しますが、追加料金を支払うことで50万円まで引き上げることが可能です。貴重品や高価な商品を送る場合におすすめです。

佐川急便

飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便: 最大260サイズ、重量50kgまでの荷物に対応し、最大30万円までの補償があります。特に大きな荷物や高価な品物の配送に適しています。

置き配保険を利用する

「置き配」に関して、荷物の盗難リスクをカバーするための保険商品が増えています。

特に、損害保険大手の三井住友海上火災保険は、ベンチャー企業のライナフと提携し、オートロック住宅向けの保険を導入する計画を発表しました。

このサービスでは、玄関先などに配達された荷物が盗難された場合、1万円を上限に代金が補償されます。

この保険商品の特徴は、運送会社が保険料を負担する仕組みであり、保険料は年間10万円からで、荷物の数に応じて変動します。


基本的には責任の所在は利用者にある

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基本的に、置き配を指定し盗難にあった場合の責任の所在は利用者にあり、荷主は補償の義務を負いません。

そのため、荷主が補償のある発送方法を選んだり盗難保険に加入したり、独自の補償サービスを展開することで他のネット通販との差別化を図ることができるでしょう。


まとめ

置き配は、配送業者の負担を減らす一方でトラブルも発生しやすいです。

荷主としては、できる限りの対応をすることで消費者から選ばれる商品やお店になることができるでしょう。


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